『世界で一番短いクリスマスツリー』 語り: DJちん 文責: ますだあきら
クリスマスの話。もうずいぶん昔の話をしようと思う。
そのときぼくは山梨の山奥にあるリゾートホテルで働いていて。シーズンは真にこの頃。
そのぼくが働いていたホテルというのがかなり大きなもので、その年のクリスマスというのが 24日25日がちょうど土日に重なっていたこともあり、相当な力を入れてこのシーズンを迎え、また実際に予約がかなりたくさん入っていた。
このストーリィの中心になる男の子がいる、彼はまぁいいトコロのボンボンで、言動などにはまぁそういった意味での育ちの良さがにじみ出しているような印象。
もう一方の登場人物として、そのホテルに滞在していたとあるお母さんと娘さんがいる。
その母と娘の二人連れの客は毎年来ていて、この年にも20日くらいから宿泊していた。娘さんが体がよくないということで、このシーズンには車椅子を使用していたことを覚えている。
その彼はなぜかぼくにその娘さんの話をよくしていた。不思議なくらい頻繁に。
どういう気持ちで彼女の話題を口にしていたのかは分からない。ちょっとした気まぐれか、同情心からなのか。
さて、このホテルの敷地内に立派な杉の樹がある。
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